知人からドラレコを貰ったので、自分の車に取り付けたいと思います。
貰ったのがトヨタ純正(DRT-H61)なので、FITに付けて動くか不明ですがとりあえず取り付けます。
いつものことですが、作業は自己責任でお願いします。
FIT2の純正カーナビを取り外す
私がもらったドラレコを動かすためには下記3つの配線(+B、ACC、車速)を取り付ける必要があります。
今回はカーナビに入力されているカプラからこれらの配線を取り出そうと思います。
まず初めにバッテリーのマイナス端子の取り外しです。
バッテリーのマイナス端子を外す理由は車両の電源供給を遮断するためです。
車両の電源供給を遮断することで、作業中に誤って電源ラインをボデーに接触させてしまってもショートをすることを防ぐためです。(万が一ショートさせてしまうとヒューズが飛んでしまう可能性があります。)
下記画像がマイナス端子を外した後です。丁寧な作業をする人は外した後のマイナス端子に絶縁テープを付けて端子が誤ってターミナルに接触することを防いだりしますが、今回は省略しました。
また、バッテリーの端子を外す際の注意点ですが、車両への電源供給が途絶えてしまうため、カーナビなどの一部設定が初期化されてしまう場合がございます。
バッテリーを交換するような場合だと下記のようなメモリバックアップが使えるのですが、ハーネスが活線状態だと万が一作業ミスするとショートしてしまう可能性があるため、今回は使用しませんでした。
もしカーナビなどの初期化が嫌な方はバッテリを外さずに作業をしてもいいと思いますが、ショートしないように注意してください。例えば外したカプラにビニテなどで絶縁処理をするなどです。(万が一ショートしてもヒューズが飛ぶだけなので、問題ないかと思いますが...)
次にカーナビを外すための前準備です。
グローブボックス内の下記二つのねじを取り外します。
次に下側のグローブボックスを取り外します。(今回は完全には外しませんが)
グローブボックスの外し方ですがグローブボックスを開けると下記赤丸で示したストッパで外れなくなってます。なので、内側に押すことでストッパを避けて外すことが出来餡巣。
下側のグローブボックスを外したらグローブボックスから見て右側にあるカーナビと車体を繋いでいるねじを外します。
(2024/06/30 追記 写真が近すぎてどこを撮影しているかわかりずらかったため、差し替えました。)
次にナビの取り外しです。
上側のグローブボックスから見て右側の所に下記赤枠のような切り欠きがあります。
そこをマイナスドライバーなどでこじって爪を外していきます。
少し硬かったですが、外すことができました。
カーナビに取り付けられているハーネスとハザードランプのハーネスを取り外します。
各ハーネスのカプラは大きさが違うため、入るところにしか入りません。なので、何も気にせずに外していきます。
下記画像はカプラを外した後です。
+B、ACC、車速信号がどこにあるか調べる
次に+B、ACC、車速信号がどこにあるか調べます。
下記サイトに記載がありました。
http://www.p-c-p.co.jp/datalib/TAUTLK/tautlk-fitt.pdf
これを見ると24ピンのコネクタの14番目がACCで、15番目がACC、24番目が常時電源(+B)みたいです。
一応別のサイトに他の端子についても記載があったので、紹介します。
https://www.denso-ten.com/jp/eclipse/support/justfitguide/pdf/p020004.pdf
こちらのサイトでも同じ端子に、同じ電源線が来ているので、間違いはないと思います。
後はアースが必要ですが、カーナビの裏から取らずに車体につけて取ります。
(補足)各種電源についての解説。
今更ですが、知らない人向けに今回使う+BとACCについて紹介します。
+Bはバッテリーのプラス端子電源のことで、ACCはアクセサリー電源のことです。
2つの違いは常時電源が入っているかどうかです。
+Bはバッテリにつながっているという事もあり、常に電源が供給されています。
主にバックアップ用で使っています。
ACCはエンジンがかかってなくても電源が供給される状態です。
他にもIG(イグニッション)電源とイルミネーション電源もあります。
IG電源はエンジンが掛かっている時に供給される電源(最近の電気自動車の場合はエンジンがないのでIG電源とは言わないかもしれませんが...)
IG電源は基本的に走行にかかわる装置に供給する電源なので、あまりDIYでは使わないイメージです。
イルミネーション電源はスモールランプがONになった時に供給される電源です。
カーナビなどで夜に画面が暗くなるのはこの電源から取っているからです。
ドライブレコーダを取り付ける
配線取り出しコネクターがついていたので、先ほどコネクタの番号の該当箇所に配線取り出しコネクターを噛ませます。
噛ませるにあたって、コネクタの根元に付けたく無かったのでコルゲートチューブからハーネスを取り出して、車体に近いほうに噛ませました。
根元につけて失敗し配線が切れてしまった場合、線が短すぎてコネクタごと交換しなくちゃいけなくなりますが、コネクタからある程度離れているとギボシ端子などで接続するなどのリカバリーが出来ます。
次に外していたバッテリを接続して、ドラレコに電源が入るか確認します。
(バッテリを接続する前にショートしてないか確認をお願いします。心配な方はコネクタにテープなどを貼ってショートしないように絶縁してください。)
無事電源が入りました。
(ただし、この段階ではカメラをつないでないためハードエラーが出てました。)
次にカメラを取り付けていきます。(一応バッテリは再度外してください)
ここから写真はほとんどありません...
フロントガラスにカメラを取り付けた後に配線を目立たないように内装の中に隠していきます。
後はドラレコ本体にカメラのコネクタを接続したら作業はおしまいです。
ちなみにこの時点でも何故かエラーが出てました。
(赤色が1回点灯したのちに青色が数回点灯してブザー音)
説明書によると日時の設定が間違っていることによるエラーみたいです。恐らくドラレコを一度外しているため、メモリがリセットされたからだと思います。途中でエラーが解消されたためまずはこれでヨシとします。
私が取り付けたドラレコはリアルタイムで映像の確認ができないので、きちんと撮れているかは後ほど確認します。
後はカーナビを取り付けてお終いです。(取り付けは取り外しの逆順で行います。)
(2020/08/19追記)動画が取れているかの確認
専用Viewrを使って動画が取れていることを確認できました。
(動画の部分は意図的に消しています。)
古いドラレコなので、少し画質が荒い気がしますが無いよりはましです。他社製のドラレコでしたが車速も無事取れてそうだったので良かったです。
(メータ読みと比べて5km/h 前後誤差がありそうでした)
また、カメラの位置が少し悪く車検証のシールが少し映り込んでいたため、取り付け角度の見直しを行いました。
今回のドラレコはリアルタイムで動画を確認できないため、作業時にノートPCも持ち込んで適宜カメラの映り具合を確認した方がよかったと反省しています。
(補足)ハザードランプなどの動作確認
今回はカーナビとハザードランプのコネクタを外したので、取り付け後にきちんと動作するかを確認します。
写真はないですが、無事動作することが確認できました。
カーナビは電源から隔離されたため、ラジオの設定チャンネルなど一部リセットされていました。メモリ地点やHDDに保存した音楽などはカーナビの不揮発性メモリに保存されているためかリセットされませんでした。
(補足)車速パルスについて
今回ドラレコに車速信号を入力しましたが、メーカによって車速信号のパルスが違う場合があります。(詳細は下記リンク)
こちらのリンク先に各メーカごとのパルス数が記載されておりました。
基本的に4パルスが多いみたいで、トヨタもホンダも4パルスなので、そのまま使えそうです。
(補足 2024/06/30ドラレコの取り外し)
諸事情によりドラレコを取り外すことにしました。基本的な流れは取り付けの時と同じなので省略しますが、取り外した際の注意点だけ備忘録として残しておきます。
エレクトロタップの取り外し
今回は電源を取る際にエレクトロタップを使って取っていたので、エレクトロタップを取り外します。取り外し方ですが下記のようにマイナスドライバーを突っ込んでひねることで蓋が開いて取り外せるようになります。(横にツメがあるように見え、ツメを外せば取れそうに見えますが罠で、ここからは外れません。)
エレクトロタップが外れたら、噛んでいたところをテープで巻きます。テープを巻く理由としては絶縁が目的です。噛んでいたところは被覆がむけており、向けている箇所がボディーの金属部分に触れてしまうとショートしてしまうため、ショートを防ぐためにテープを巻いておきます。(以前の車で過去のオーナーがオーディオの配線むき出し状態で放置しており、そのハーネスがボディーに接触してしまうと何故かパワーウィンドウのヒューズが飛んでしまい、窓が開かなくなるという過去事例があったため。。。)
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