ハーブを使った飴ハシュレルキ(Hašlerky)の魅力

2025/03/29

雑記

 今回は完全な雑記です。友人がヨーロッパに行ってきたという事で、お土産にチェコの飴「ハシュレルキ(Hašlerky)」を貰いました。これがなかなか面白い味をしていたので、自分のメモとして残しておきます。

ハシュレルキ(Hašlerky)とは

ネットで調べた限り日本では買えなさそうですが、パッケージの見た目は下記のとおりです。

私がドイツのハーブ酒である「イエーガーマイスター」が好きだという事を知ってお土産として買ってきてくれました。

補足ですが、イエーガーマイスターは日本でも買えます。見た目は下記のように鹿の絵が描いてあり、稀に日本のスーパーなどでも置いてある場合があります。
ハシュレルキは、日本でもコーヒーなどでおなじみのネスレ(Nestlé)がチェコで製造しているキャンディーです。

下記が公式サイトです(チェコ語のため、内容は翻訳ツールなどでご確認ください)。
公式サイトでは、下記のように紹介されていました。(こちらはGoogle翻訳です)
ハシュレルキ – 象徴的なキャンディーであり、今でもオリジナルです!アニスの独特の風味と、ミント、オオバコ、レモンバームなどのハーブが組み合わさって、皆さんが知っているハシュレルキの忘れられない味と香りが生まれます。このキャンディーは、20 世紀前半の有名な歌手、カレル・ハシュラーにちなんで名付けられました。彼がハシュレルキに残した足跡は、独創性を保ち、自分自身であり続けることが今日でも可能であることを証明しています。
アニスというハーブの香りが非常に特徴的です。私が好きなイエーガーマイスターにも使われている成分で、個人的にはとても気に入りました。

下記画像のように個包装されており、中身は真っ黒な飴です。

私はヨーロッパの飴で黒いとサルミアッキという"世界一まずい飴"とも呼ばれる飴を想像してしまうのですが、サルミアッキの塩化アンモニウムの刺激はなく食べやすいと思いました。
(私はあまり好き嫌いをしない人だと思っていたのですが、一番最初にサルミアッキを食べたときは食べられませんでした。。。)
私はハシュレルキはサルミアッキ程癖はなくおいしいと思いましたが、別の友人はハシュレルキを食べて「不味い」と言っていたので、日本人にとってはかなり好みが分かれる味なのは間違いないです。

ハシュレルキの黒さは植物炭末色素によるもの

ここではハシュレルキの色について紹介させていただきます。日本だと黒色の食べ物というと胡麻団子やかりんとうなど程度であまりなじみがない気がしてますが、ヨーロッパや北アメリカではリコリス菓子というジャンルで黒色で色づけられているものが販売されているみたいです。

以下Wikipediaの引用

北アメリカやヨーロッパで古くから親しまれ、子供から大人まで幅広い人気がある。食感は飴よりグミに近く、光沢を帯びた真っ黒な色をしている。黒い色は食品着色料のカーボンブラック(炭素)で着色される。

(wikipedia リコリス菓子より)

ハシュレルキもリコリスは使っていないですが、植物性のカーボンブラックで着色をされてます。(正確に言うとリコリスを使っているハシュレルキもあるそうですが、ここでは割愛します。)

The distinctive dark colour, derived from vegetable carbon black, and the long, cooling herbal finish make these candies genuinely unique in the broader European confectionery market.

CZECH and SLOVAKのハシュレルキ商品ページより引用。該当箇所の強調はこちらで実施

ハシュレルキもそうですが、わざわざ黒色に染めるということは何か文化的な背景があるのではないかと思い、ヨーロッパにおける黒色の文化について少し調べてみました。

ヨーロッパ文化における黒色の位置づけ

ヨーロッパの黒色文化について調べていたところ下記のような文章を見つけました。

In medieval Europe, black was first viewed negatively. It was associated with sin, mourning, demons, and the unknown. Then its status shifted. From the 14th century onward, due to new dyeing techniques, high quality black fabrics became symbols of power. Dignitaries, wealthy merchants, and magistrates adopted black massively. Austerity became prestige. Wearing black affirmed rank, authority, and inner discipline.

The Color Black. Symbolism and Meaningより引用

google翻訳を使いながらこの文章を解釈すると中世ヨーロッパでは黒は罪や悪魔などの否定的な意味合いで捉えられていたが、14世紀以降に染色技術が発達すると黒色は地位や権威などを象徴する色となったとのことです。(英語弱いので間違っていたら申し訳ないですが)

なので推測になってしまいますが、ヨーロッパのお菓子は黒くすることで高級感を出している意味合いもあるのではないかと思いました。

インドカレー屋さんの「フェンネル」とも香りが似ている

話がそれますが、インドカレー屋さんのレジ横に置いてある、カラフルな粒状の口直し(フェンネルシード)を見たことはありませんか?
https://ameblo.jp/herbfull-life/entry-12124635067.htmlより

ハシュレルキの味は、このフェンネルシードにもよく似ていると感じました。

調べてみると、アニスとフェンネルには「アネトール」と呼ばれる甘い香り成分が共通して含まれているため、似たような香りがするようです。

ハシュレルキの主成分「アニス」の効果

アニスには様々な健康効果があるようなので、いくつかご紹介します。

①のどの痛みや痰、消化不良に効果がある

アニスには殺菌効果があることから、咳や痰を抑え、吐き気を緩和してくれます。
胃もたれや便秘のときなど、アニスのアロマオイルを植物油(キャリアオイル)に希釈してお腹をマッサージするのもおすすめです。
お腹に溜まったガスの排出を助ける作用が期待できます。
また消化促進作用に優れているので、食べ過ぎや消化不良気味のときなどアニスのハーブティーを飲むといいでしょう。
(ANISE [アニス]より引用)

のどに関する効能については、チェコのWikipediaに興味深い逸話が紹介されていました。
1877年にハンブルクの薬剤師によって発明されたと言われています。伝説的な歌手エンリコ・カルーソー(1873年-1921年)は、公演前に声帯の問題に悩まされていましたが、この混合物で作られたキャンディーを食べることで救われたとされています。第一次世界大戦前には、ウィーンの会社がこの組成から「カルーソ・フステンボンボン」という名前でキャンディーの製造を開始しました。
(Hašlerkaより引用)

②女性ホルモンのバランスを整える

アニスには女性ホルモン(エストロゲン)と似た働きをする化合物が含まれており、月経周期を整えたり、PMSや更年期の症状を軽減したりする効果があると言われています。

※ただし、ホルモンバランスに影響を与える可能性があるため、妊娠中や授乳中の方は摂取を控えた方が良いとのことです。

③ストレス緩和・リラックス効果

アニスの甘い香りには鎮静作用があり、ストレスや不安の緩和、睡眠の質の向上にも利用されてきました。

まとめ

今回は、チェコの伝統的な飴「ハシュレルキ」と、その主成分であるアニスについてまとめました。

日本国内の店舗で常設販売されているケースは稀ですが、Amazonなどの並行輸入品や、チェコ関連の物産展などで見かけられる可能性があります。もし日本で手軽に買える場所をご存知の方がいれば、ぜひ教えていただきたいです!

自己紹介

はじめまして 社会人になってからバイクやプログラミングなどを始めました。 プログラミングや整備の記事を書いていますが、独学なので間違った情報が多いかもしれません。 間違っている情報や改善点がありましたらコメントしていただけると幸いです。

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