【VTR250】ブレーキキャリパー・マスターシリンダ取り外し(リアブレーキ編)

2020/02/06

VTR バイク 整備


ブレーキパッド交換の記事【VTR250】ブレーキパッド交換の時にも書きましたが、10年前のバイクでピストンなどが錆びていたので、キャリパーのオーバーホールをしたいと思います。キャリパーを外すとブレーキフルードをすべて抜かなくちゃいけないので、ついでにマスターシリンダーのオーバーホールも行います。

キャリパーの取り外しについてはブレーキパッド交換の記事も参考にしてください。

また、整備は自己責任でお願いいたします。

リアキャリパーの取り外し

まず最初にキャリパーを外しやすくするために、ブレーキホースを固定している2か所のねじを外します。


次にキャリパを取り付けボルト(下記赤丸で囲んだボルト)を二つ外します。
緑丸のボルトは緩めるだけで外さないでください。
→これを外しちゃうとブレーキパッドが落ちちゃうため。

外したらキャリパーを押してください。
押すことでピストンが戻ってキャリパーが外しやすくなります。

外したキャリパーがこちらです。
(この前に先ほど緩めた緑で囲んだボルトを外し、ブレーキパッドを外しています。)


続いてピストンを取り出します。
正しいやり方は先にブレーキフルードを抜いてからエアツールなどを使ってピストンを押し出すっぽいですが、コンプレッサーなどもっていないので別の方法で行きます。

やり方は簡単でこの状態でブレーキを踏みます。すると下記図のようにピストンが出てきます。
ピストンが外れるとブレーキフルードが漏れてきてしまうので、袋でくるんだ状態で実施してください。
上記状態からピストンが動かなくなったので、最後は手で引っ張って外しました。

最後にブレーキホースを取り外します。(下記赤丸のボルトを緩める)
エアツールなどを持っている人はピストンを外す前に外してもいいです。
これも外すとブレーキフルードが出てくるので、ビニール袋などにくるんで外してください。

ブレーキホースを外したらブレーキフルードが垂れてもいいようにホースをビニールでくるんでおきます。

リアマスタシリンダの取り外し

次にリアのマスターシリンダを取り外します。
まずは取り付けボルト2つを外します。(下記赤丸)

わかりにくいですが、次に割ピンを外します。(下図赤丸)
これがなかなか外しずらく大変苦戦しました。
(後でリアブレーキ踏めば、この位置がずれることに気が付いたので、早く気が付いていればもう少し楽に外せたと思います。

外した割ピン

割ピンが外れたら下図赤丸のピンを外すのですが、どう頑張ってもフレームに干渉して外れませんでした。

途方に暮れていたら、たまたまリアブレーキを踏んで動くことが判明
この状態でピンを取り外しました。

外したマスターシリンダーがこちらです。


次回はフロントのブレーキキャリパ、マスタシリンダの取り外しの記事を書きます。

2020/03/21追記
遅くなってしまいましたが、フロントブレーキキャリパ、マスタシリンダの取り外し記事を書きました。
【VTR250】ブレーキキャリパー・マスターシリンダ取り外し(フロントブレーキ編)

自己紹介

はじめまして 社会人になってからバイクやプログラミングなどを始めました。 プログラミングや整備の記事を書いていますが、独学なので間違った情報が多いかもしれません。 間違っている情報や改善点がありましたらコメントしていただけると幸いです。

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