初めに
前回の記事(VTRメンテナンス(チェーン清掃))でドリブン側のスプロケットがダメになっていることが発覚しました。ついでなので今回はチェーン・ドライブ/ドリブンスプロケットの交換を行いました。
作業をしてから随分としてからこの記事を書いているのでもしかしたら記憶違いの部分があるかもしれません。
また、いつものことですが間違っている箇所、このようにした方がいいってところがあればご指摘お願いいたします。
作業をしてから随分としてからこの記事を書いているのでもしかしたら記憶違いの部分があるかもしれません。
また、いつものことですが間違っている箇所、このようにした方がいいってところがあればご指摘お願いいたします。
用意したもの
①チェーンカッターとやすり
やすりはチェーンをカシメている部分を削るために使用します。グラインダーなどを持っている方はそちらを使用した方が楽です。
チェーンカッターはamazonで4500円くらいでやすりはカインズホームで1000円くらいだったと思います。
チェーンカッターとやすり |
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②メンテナンススタンド
ドリブンスプロケットを交換する際にアクスルナットを緩めリアタイヤを外す必要があります。センタースタンドがあるバイクなら多分こちらは不要ですが、VTRはサイドスタンドしかなかったので、購入しました。値段は確か3500円程度だったと思います。
③チェーン、ドライブ/ドリブンスプロケット
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③チェーン、ドライブ/ドリブンスプロケット
写真を撮ったつもりがどこか行ってしまったので、写真はございません。
チェーンはD.I.Dの520VX2-106ZBというものを購入しました。(純正は104リンクですが、今回はスプロケットの歯の数を変更したため、106リンクのものを購入しました)
一応上記が今回購入したチェーンのリンクです。
(今回はスプロケットのサイズを交換したので、こちらのものを使用しましたが、スプロケットのサイズが純正の人は上記リンクから購入すると切る必要が出てくるので、注意してください)
(今回はスプロケットのサイズを交換したので、こちらのものを使用しましたが、スプロケットのサイズが純正の人は上記リンクから購入すると切る必要が出てくるので、注意してください)
(2022/06/24追記)
私が交換したときはVX2というものでしたが、今はVX3というものになっているみたいです。一応(車種別適合表(Honda)を見て型番を検索した結果が下記リンクですが、自信がないためご自身の判断でご購入をお願いします。。。
ドライブスプロケットはSUNSTERのスチール(歯の数は純正と同じ14T)
ドリブンスプロケットは同じくSUNSTERですがアルミ製のものです(歯の数純正は41Tだったのですが、44Tのものを購入しました。)
→後述してますが、私は一度誤って別の品番のものを買ってしまいました。。。下記品番は正しい品番となってます。
④工具
メガネやラチェット、ヘックスを使用しましたが、使用したサイズは忘れました。申し訳ございません。
スプロケットのサイズを変更する際に便利なサイト
スプロケットを交換するとチェーンリンク数も変更する必要があります。
そんなときに便利なのがD.I.Dのチェーンリンク計算表です。
現在装着しているチェーンのサイズ、フロント/リアのスプロケットの歯数を入力し、変更後のスプロケットの歯数、チェーンサイズを入力することで自動的に必要なチェーンのリンク数や速度がどのくらい変化するかを計算してくれます。
ちなみに今回の場合は計算したら105.5リンク必要と出てきたので、106リンクのチェーンを購入しました。
作業内容
前回清掃してからそんなに経っていないと思っていたのですが、ドライブ側スプロケットの近くは汚れていました。もう一度清掃しました。
そしてメンテナンススタンドで車体を上げる前に一通りのねじを緩めておきます。(あくまで緩めるだけです。外さないでください)
緩めたボルトはドライブスプロケットを固定しているボルト、ドリブンスプロケットを固定しているボルト・ナット(アクスルナット)、スプロケットを固定しているヘックスです。
スプロケットを固定しているボルトは2つとも固く、車体が動いてしまったので車体にまたがった状態でブレーキをかけながら緩めました。
スプロケットを固定しているヘックスですが、参考にさせて頂いたサイト(VTR250のスプロケ&チェーン交換)ではオフセットが掛かったメガネレンチを使用していましたが、生憎手元に無かったので、下図のようにヘックス側を緩めました。
このヘックスも固く、L字型のヘックスで外そうとしたら工具が曲がりそうだったので、上図のようにソケットタイプのものを使用しました。こちらは固かったものの、バイクにまたがらずに緩められたと思います。
全部のねじを緩めたら、メンテナンススタンドをスイングアームにかけ、上げます。
参考にさせて頂いたサイト(バイクのチェーン交換の目安と正しい交換方法)ではチェーンをカットしてからチェーンを外していましたが、今回はうっかり先に外してしまいました。
先に外さない理由としては、新しいチェーンをかける際に古いチェーンと仮つなぎすることで、チェーンがかけやすくなるという理由みたいです。(詳しいやり方は上記のリンクを参考にしてください)
今回は先に外してしまいましたが、問題なくチェーンをかけることが出来ました。
全部のねじを緩めたら、メンテナンススタンドをスイングアームにかけ、上げます。
メンテナンススタンドで上げたところを写真で撮ってないと後から気が付いたので、写真ではフロントのスプロケットの固定ナットが外れていますが、メンテナンススタンドで上げた後に外しています。
チェーン外し編
そして、フロントスプロケットを外しつつチェーンを外しました。参考にさせて頂いたサイト(バイクのチェーン交換の目安と正しい交換方法)ではチェーンをカットしてからチェーンを外していましたが、今回はうっかり先に外してしまいました。
先に外さない理由としては、新しいチェーンをかける際に古いチェーンと仮つなぎすることで、チェーンがかけやすくなるという理由みたいです。(詳しいやり方は上記のリンクを参考にしてください)
今回は先に外してしまいましたが、問題なくチェーンをかけることが出来ました。
続いてやすりでチェーンのカシメを削っていきます。
高いチェーンカッターなら削らなくても大丈夫みたいですが、今回は安い道具なので下準備はしっかりしておきます。
続いてチェーンカッターを使ってカシメを外します。
初めてチェーンカッターを使う&説明書が無かったため、Youtubeで道具の使い方を予習しました。
個人的にはこちらの動画が分かりやすいと感じました。
動画を見てこの順番で入れて使うんだと学習。
そして、チェーンを外したのですが、外している途中の写真を取り忘れていました。。。
外した後が以下の写真です。
こちらの商品のレビューにはピン(2つ上の図のバネが付いているもの)が曲がって使い物にならないなどのレビューがありましたが、壊すことなく無事外すことが出来ました。
下準備として、カシメをやすりなどで削ったこと、ピンの先端をあまり出しすぎないようにしたことで工具が壊れなかったのかな?と思ってます。
スプロケット交換編
そしてフロントスプロケットを外します。上が新品で、下が今までついていたものです。
フロントスプロケットは鉄のためか、あまり摩耗している気がしませんが、せっかくなので新品に交換しました。
そして、リアスプロケットを交換するのですが、ここで問題が発生しました。
購入したスプロケットがVTR250用ではなく、VTR1000用のものを間違えて購入してしまい、入りませんでした。Amazonで購入したのですが、今回は特別に交換して頂けました。ありがとうございました。一応VTR250用の型番はRH-104です。皆さんは間違えないでください。(最初に張ったリンクは正しい品番のものになっています。)
そして、これ以降の整備は仕事終わりに少しずつやっていったので、暗くなります。
続いてリアスプロケットです。リアを外すのにアクスルナットを外し、タイヤを少し外します。
意外と忘れがちですが、リアブレーキキャリパーをブレーキローターから外しておくと作業がしやすいと思います。(下図はアクスルシャフトがタイヤについたままですが、気にしないでください)
下の図が新旧リアスプロケットの比較です。古いやつは相当削れているというのが分かります。
そして取り付けます。
取り付ける際は下図のようにスパナとヘックスを使いました。スパナはなめやすいので気を付けてください。
チェーン取り付け編
スプロケットの取り付けが終わったら、チェーンを取り付けます。
チェーン取り外し編でも紹介しましたが、古いチェーンが無い状態でも、新しいチェーンは問題なく巻くことが出来ました。
チェーンを巻いたら、ピンやゴムのシールにグリスを塗ります。
(写真撮り忘れました...私が購入したチェーンはプレートなどが入っている袋に、説明が書いてあったので、そちらを見て頂ければ問題ないかと思います。)
そしてピンやシールを適切にセットしたら、プレートを圧入するのですが、圧入する前に、圧入する箇所以外の通常のプレート間距離を測定します。
そして、その距離となるように圧入していきます。
私が購入したチェーンのプレート間距離は17.9mm程度でしたので、これを目標にします。
そしていよいよ圧入です。
道具は以下のような構成で使用しました。
圧入する際の注意点ですが、測定しながら少しずつ圧入していった方がいいと思います。
色々なサイトを参考にしたのですが、圧入をしすぎて失敗したという例が何件かあったので、測定しながら少しずつ圧入していくのが一番安全かと思います。
続いてカシメを行っていきます。
カシメ完了の基準が分からなかったので、調べてみたらD.I.Dのホームページにカシメ寸法の目安が記載されていました。私のチェーンの場合直径が5.5 mm以上になればいいみたいです。ちなみにカシメ前は5mmでした。
道具の構成は以下の通りです。
ピンは一番太いものを使用して、他はチェーン外し編で紹介した構成と似たものとなっています。
こちらも少しずつ測定しながら行いました。
カシメたものが下の図です。
赤丸がカシメた後で、緑丸がカシメ前です。赤丸のカシメ具合で5.5mm丁度くらいです。
これでチェーンの張りは終了で、次は遊び調整を行っていきます。
チェーン遊び調整
遊び調整も初めて行うので、調べたところVTRの取り扱い説明書に記載されていました。
VTRの取り扱い説明書はホンダのホームページから見ることが出来ます。
以下が抜粋したものです。
25 mm~35 mmとのことなので30 mmを目標に調整を行っていきます。
調整の仕方ですが、下図のアジャスターナットを閉めれば遊びが減り、緩めると遊びが増えるという感じです。(写真はチェーンを貼る前にとったものですが、気にしないでください)
そして気を付けるポイントとしては、アジャスターナットの閉め具合を左右で揃えることです。左右で違ってしまうとタイヤが斜めについてしまいます。
下図のメモリが左右同じようになっていれば問題ありません。
今回は左右とも下図のようにしました。
チェーン自体オイリーだったので大丈夫だと思いますが、一応最後にチェーンに注油をして終了しました。
複数日に分けて行ったので、準備や片付けで時間を無駄にしてしまいましたが、作業自体は全部で3~4時間くらいだと思います。
作業日:2018年11月3日~15日(部品の返品・到着待ちで時間が掛かってしまいました。)
走行距離:15,283
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