【VTR250】ブレーキフルード交換

2018/09/26

VTR バイク 整備

久しぶりのブログの更新です。
 いつもはプログラミング系の記事を書いていましたが、この度バイクを購入しましたので、バイクのメンテナンスの記事も書いていこうかなと思います。
初めに書いておきますが私はプロではないので、作業をする際は自己責任でお願いいたします。
また、もし間違えている箇所やこうした方がいいなどありましたらご指摘お願いいたします。

初めに

ヤフオクで2009年式のVTR250を購入しました。
乗ってみるとなんかブレーキの利きが悪いかな?と思ったので、ブレーキフルードを確認したところ...
こちらはフロントブレーキのフルードです。
かなり汚れており、長年交換されていなかったのかな?という感じです。

こちらはリアなのですが、リアに至ってはブレーキフルードが入っていませんでした。
これは利かないですね。

リアに関してはどこからか漏れてブレーキフルードが無くなってしまった可能性もあるので、今回交換した後しばらく様子見をします。
(ブレーキフルードがない理由については追記を書きましたので、参照お願いします。)

用意したもの

・ブレーキフルード
・内径5mmのチューブ
・水の入ったバケツ(近くに水道がある方は不要です。)
・ペットボトル(写真に入れ忘れました...)
・工具(ドライバー、8mmのメガネorスパナ、10mmのソケットかメガネなど)

ブレーキフルードはDOT4が指定なので、DOT4のブレーキフルードを使います。
今回は車用に使っていたものがたまたま余っていたため、それを使用しました。

チューブについてですが、ブレーキのエア抜きをする際に使用します。私はカインズホームで50円で購入しました。(長さは50cmです)

水はブレーキフルードが垂れてしまった場合などに使用します。ブレーキフルードが塗装にかかると塗装を傷めてしまうので、万が一こぼしてしまった際に水を使って流してください。

また、ブレーキフルードを垂らしていなくても作業した箇所は水で流すことをおススメします。自分が気が付かないだけで、フルードを垂らしてしまっている可能性があるので...

ペットボトルは古いブレーキフルードを入れるのに使います。

作業の流れ

最初にリア側から作業をしました。リアはブレーキフルードが全く無かったので、ブレーキフルードを入れてから始めます。

ブレーキフルードを入れる際にリザーバータンクを外さないと入れずらかったので、外してから作業してます。(リザーバータンクは10mmのねじ一本で止まっていました。)

その後8mmのメガネとチューブを下記図のようにブリーダープラグの所にセットします。

そしてチューブの反対側を下記図のようにペットボトルに挿入して準備は完了です。
そしてチューブの端をペットボトルに挿入して準備は完了です。

後はリアブレーキペダルを手で押して力がかかった状態で、メガネを使ってブリーダプラグを緩めます。

この時リアブレーキペダルが軽くなり、奥までつくようになるのですが、奥についた状態で止まってください。ブリーダプラグを閉めたらブレーキペダルを離しても大丈夫です。

もしブリーダプラグを閉める前にブレーキペダルを離してしまうとせっかく出した古いブレーキフルードが逆流してしまうだけでなく、エアが噛んでしまう原因にもなります。

この
①ペダルを踏む
②ブリーダプラグを緩める
③ペダルが奥についたらブリーダープラグを閉める
④ペダルを離す
という作業を何度をエアが出なくなるまで繰り返します。
途中タンク内のブレーキフルードがminを下回らないように、適宜継ぎ足してください。
(※人によっては①のペダルを踏むタイミングで何度も踏む方もいます。その方がエアが抜けるとか。。。)

ちなみに今回は準備が間に合わず普通のチューブを使ったのですが、下記のようなワンウェイバルブというものがついたチューブもあります。

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これは名前の通り一方通行にしかブレーキフルードを通さないので、これを使えばエアーが噛む心配をせずに作業をすることが出来ます。

また、このワンウェイバルブ付きのものを使用すればブリーダプラグを閉めたり緩めたりせず、緩めたままでブレーキペダルを踏むだけでエア抜きが出来ます。(人によってはこの方法を嫌う人もいるので、注意が必要です。ワンウェイバルブ+ブリーダプラグの緩め・締めを行うのが確実だと思います。)

フロントも同様に行います。

下記図の2本のねじを外して後はリアと同様にチューブをセットします。
本来であれば古いブレーキフルードが混ざると良くないので、古いブレーキフルードを注射器などで抜いてから作業をした方がいいのですが、今回はやりませんでした。


今回はもとから入っていたフルードがかなり汚れていたので、フルードがキレイになる=すべてブレーキフルードが入れ替わったということにしています。

フルードを抜いているときの図がこちらです。

フロントはブレーキフルードが古かったということもあり、錆がかなり出てきました...
時間がある時にキャリパーのオーバーホールをした方がいいかもしれないですね...

(2022/06/12追記 ブレーキのオーバーホールを実施したので、興味がある人はこちらも参考お願いします。)

フロントはブレーキフルードの全交換が目的なので、タンクのフルードがきれいになるまで繰り返します。繰り返した結果が下図です。
写真映りが悪いせいか少し汚れて見えますが、キレイになりました。

試走

作業が終わったので試走してみたのですが、以前よりだいぶ良くなりました。
リアブレーキについてはとりあえず様子見ですね。

後、試走をして気が付いたのですが、ヘッドライトが接触不良を起こしているみたいで、走っている途中でついたり消えたりしていました...

ネットで調べたところ型式が違うかもしれないですが、VTRで同様の症状が出ている人がいました。原因は右側のスイッチボックス内にあるヘッドライトの配線の半田が振動で取れちゃうみたいです。

自分のバイクもそうだと信じて時間がある時にスイッチ周辺を分解してみます!

(追記)リアブレーキフルードが無かった原因

今更ですが、リアブレーキフルードが無かった原因が分かりました。
リアのパッドがほぼ無かったことが原因です。

こちらのサイトの図を見ると分かりやすいと思います。
ブレーキフルードとブレーキパッドのしくみ


パッドとディスクの間の距離は一定に保たれているので、パッドが減っていくとブレーキを離した際のピストンの位置がディスク側に移動していきます。なので、パッドが減るとブレーキフルードが減ったように見えます。

パッド交換をしたので、こちらの記事も参考にお願いします。

自己紹介

はじめまして 社会人になってからバイクやプログラミングなどを始めました。 プログラミングや整備の記事を書いていますが、独学なので間違った情報が多いかもしれません。 間違っている情報や改善点がありましたらコメントしていただけると幸いです。

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