今までラズパイと接続する際は同一ネットワークに接続したうえでリモートアクセスしてました。
家でラズパイをいじる場合はそれでもいいのですが、離れた場所に設置したラズパイにもアクセスできるようにしたいので、設定方法をまとめました。
方法①グローバルアドレスからアクセスできるようにする
前回の記事ではプライベートIPアドレス(ローカルIPアドレス)を使ってラズパイに接続していました。プライベートIPアドレスとは名前の通り、家庭内などの限られた場所で使用するIPアドレスです。
プライベートIPアドレス(ローカルIPアドレス)とは、組織内のネットワーク(プライベートネットワーク)でのみ使用できるIPアドレスです。オフィス内のネットワークや家庭用のネットワークなどでは、通常プライベートIPアドレスが使われています。プライベートIPアドレス(ローカルIPアドレス)は個々のプライベートネットワーク内のみで使うことのできるIPアドレスですが、同じネットワーク内で重複して使うことはできません。
一方でグローバルアドレスはインターネット全体で使用するIPアドレスです。
グローバルIPアドレスとは、インターネットに接続する機器が使用できるIPアドレスです。インターネット上ではIPアドレスが重複してはいけません。そのため、グローバルIPアドレスは、IPアドレスの管理団体が厳重に管理しています。グローバルIPアドレスが必要になった場合、事前に管理団体に対して申請を行い、グローバルIPアドレスの割り当てを受ける必要があります。なお、家庭用のインターネット接続サービスの場合、ISPが管理団体から割り当てられたグローバルIPアドレスを持っており、一般家庭のユーザはISPの持つグローバルIPアドレスを一時的に借りてインターネットに接続しているというのが一般的です。
外部からラズパイにアクセスする場合はこのグローバルアドレス経由でラズパイにアクセスする必要があります。
この方式で接続するようにするためにはルーターのポートを開放するなどの設定が必要になります。
恐らくこれが一番シンプルな方法だと思うのですが、ポート開放によるセキュリティ面の不安があります。(上記記事では公開鍵認証方式を取ってセキュアな接続を実施していますが、私が理解が足りてない状況なので、もう少し勉強してから試してみます。。。)
この方法は家にあるラズパイを外出先から使う場合はいいですが、私は車載用でスマホのテザリングによるインターネット接続を想定しているため、ルーターの設定はあまり現実的ではないと考えています。
(もしかしたら出来るかもしれませんが、一旦後回しにします。)
方法②フリーソフトを使ってアクセスできるようにする
ラズパイ公式ドキュメントを日本語訳している下記サイトによるとweavedというフリーソフトを使う方法が紹介されています。
上記サイトではweavedというフリーソフトが紹介されていましたが、調べてみると他にも同様のサービスが何個かあるみたいです。
ソフトをラズパイ上で動かす必要があるため、リソースが貧弱なラズパイZeroだと厳しいかもしれないですが、今回はこちらの方法で外部ネットワークからラズパイにアクセスできるようにしたいと思います。
(この後にも記載してますが、AnyDeskはラズパイZeroで動かなかったのとRealVNCはもしかしたら個人利用で無償で使えなくなってるかもしれないです。。。)
RealVNCを使ってどこでもアクセスできるようにする
記事によっては個人利用だと無料で使えるという事でしたが、個人利用で申請しても30日間の有効期限があるように思えました。
とりあえず環境構築してみて、30日後使えなくなったら別の方法を試してみます。
(ラズパイ3,4のようにマシンパワーがあるラズパイを使っている人は下記のAnyDeskを使った方がいいかもしれないです。)
ラズパイ側の設定は以前のブログを参照して下さい。
まず下記サイトからRealVNCのアカウントを作成します。
前回VNC Viewerをインストール済みだったので、私はインストールしませんでしたが、まだインストールしてない人はインストールもお願いします。
Windows側/ラズパイ側ともに作成したアカウントでログインします。
ラズパイは下記赤枠のアイコンを押下するとVNCの画面を開くことが出来ます。
開いたVNC画面のどこかにSign inのボタンがあるので、ログインをお願いします。(スクショ取り忘れてしまいました。。。)
ラズパイ側でVNCの画面を開く方法 |
同様にWindows側でもVNC Viwerを開いてログインします。そうすると下記赤枠の箇所にラズパイとwin10のPCが表示されるようになりました。
(2022/05/27 追記)RealVNCを使う場合の注意点
RealでVNCでアカウントを作成する際に"Home"で登録してください。
何も考えずに作成したら"Enter Prise"(有料版)のTeamを作ってしまい30日間の試用期間でしか使用することができなくなりました。
登録する際"Home"でアクティベートする方法は下記記事を参考にお願いします。
Homeで登録できたので問題なく接続できます。
(補足)AnyDeskを使ってどこからでもアクセスできるようにする
(ラズパイZeroで動作せず)
結論から言うとラズパイZeroでは動作しませんでした。。。ラズパイ3や4では動くという事なので取ったメモが誰かの役に立てばと思い記事は残しておきます。。。
今回は下記2つのサイトを参考に環境構築をしています。
ラズパイZeroにAnyDeskをインストールする
下記サイトよりラズパイ用のAnyDeskをインストールします。
リンク先に行ったら下記ボタンを押下します。
保存を押下
ダウンロードしたファイルを選択してインストールを選択
(途中でAdminのパスワード入力を求められます)
(インストール途中でラズパイがフリーズしてしまいましたが、再起動してもう一度インストールしなおしたらインストールできました。)
ダウンロードが終われば下記の場所にAnyDeskが追加されます。
Windows側でAnyDeskをインストールする
ラズパイ側と同様でWindowsを選択してダウンロードします。
Exeファイルをダウンロードして実行すると下記のような画面が出てくるので、下記赤枠のAnyDeskをインストールするを押下します。
ここの設定は好みによると思いますが、私の場合は下記のような設定でインストールしました。以上でインストールは終了です。
(先ほども記載しましたが、ラズパイZeroで動作しなかったので、使用方法ラズパイ4とかで確認したいと思います。)
まとめ
今回はラズパイを外部ネットワークからアクセスできるように設定しました。
ラズパイZeroだと選択肢が少なく、RealVNCを使うのが一番楽にできると思います。。。
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