先日バイク屋さんにタイヤ交換をお願いしたところ、フロントフォークからオイルが漏れていることを指摘されました。(久しぶりに乗ったので、違和感に気が付けませんでした。。。)
年を取ってお店に任せるか自分でやるか悩みましたが、今回も自分でやることを選択しました。(さすがに次回実施することになったらお店に任せようと思います。。。)
↓前回の記事
購入したもの
基本的に前回と同じものを購入してます。
↓前回の記事の下記参照お願いします。
https://4ag4126.blogspot.com/2020/08/vtr250.html#toc_headline_1
フォークオイル
今回は純正のフォークオイルを購入しました。
ばね類
今回は追加でばね類も新品にしてます。フロントフォークスプリングの部番はこちらです。51401KFK731
また、フロントリバウンのスプリング(短いやつ)も交換してます。部番はこちらです。
51416KF0003
インナーフォーク
ほんの少し錆があったため、インナーフォークの新品の互換品を購入しました。謎に少し長かったですが、安かったのでヨシとします。
ここにはる
取り外し編
各部ねじの緩め作業
まず最初に各部ねじの緩め作業を実施しました。ちゃんとした作業場所があればこの作業は不要かもしれないですが、私のDIY環境では不安定な場所で作業をする場合があるため、高トルクを掛けるような作業は車体を接地した状態で作業を行います。
まず最初に下記ボルト類を緩めました。あくまで緩めるだけです。外さないでください。(この作業はちゃんとしたジャッキアップによる車両固定ができる場合はやらなくてもいいと思います。)
他にもトップブリッジも緩めます。(下記の赤丸で反対側も同様に緩めてます。)
画像がぶれてますが、ボトムブリッジ側もねじを緩めます。(こちらも反対側も緩めます)
トップキャプが純正の人はここで緩めておくといいかもしれないです。私は社外のイニシャルアジャスター付きのものにして、手元にある工具だと緩められなかったため、別タイミングで緩めてます。(作業は後述)
ジャッキアップ
ねじを緩めた状態でジャッキアップを行います。ジャッキアップは前回と同様のやり方で実施しました。下記参照お願いします。
https://4ag4126.blogspot.com/2020/08/vtr250.html#toc_headline_4
タイヤ、フェンダー、キャリパーの取り外し
外れたのですがフェンダーの裏側がよく見たらうっすら赤かったので、おそらく前のオーナーが赤いフェンダーを白く塗っている気がします。。。まぁ使えているからヨシです。
次にキャリパーを取り外します。(写真を撮り忘れたので、前回の写真流用です。)下記マウントボルトを二本外せば取れます。このボルトはサービスマニュアルでは流用不可となっているため、新しいボルトを購入することをお勧めします。(おそらくねじロック剤のようなものが塗布されているからだと思います。)
続いてフロントフォークを取り外します。前回トップキャップを社外のイニシャルアジャスターに交換した弊害が若干でました。
私のいバイクのイニシャルアジャスター24mmの6角だったのですが、24mmの工具がメガネしかなく、入りませんでした。。。
少しだけフロントフォークを地面側に引っ張って、工具が入るクリアランスを用意したのちにトップブリッジとボトムブリッジのねじを締めて、フロントフォークが供回りしないようにします。(私のジャッキアップの仕方は若干車体が不安定だと思うので、丁寧に実施します。)その状態で24mmの工具を使ってトップキャップを緩めます。トップキャップを緩めたら再度トップブリッジとボトムブリッジのねじを緩めてフロントフォークを車体から取り外します。
各部品の名称については前回の記事でもまとめているため、そちらも参照お願いします。
この後古いオイルを捨てます。以前の時のフォークオイルは真っ黒でしたが、今回は元のフォークオイルと同じ色をしていますね。オイルは経年劣化しかしてない感じですね。(あまり乗っていないことがバレてしまいますが)
フロントフォークオイルを抜く際はひっくり返して何度か伸縮させると抜けますが、多少残っているかもしれないので、ひっくり返した状態で 放置しておいておきます。置いている間に反対側のフォークの分解をしておくと効率がいいと思います。(写真は二つともひっくり返しているものです。)
リバウンドスプリングとフォークピストンの取り外し
ダストシール、ストッパリングの取り外し
続いてダストシールとストッパリングの取り外しを行います。まずはダストシールの取り外しです。前回同様、マイナスドライバーを使って取り外しました。注意点としてマイナスドライバーでインナーチューブを傷つけないように注意して作業を実施してください。
次にストッパリングも取り外します。写真だと一部しか映ってないですが、下記赤丸で囲んだ箇所に見えるリングをマイナスドライバーなどで取り外します。注意点としてはアウターチューブを傷つけないように注意して作業をすることです。
インナーチューブ(フォークパイプ)、オイルロックピース、オイルシール、バックアップリング、ガイドブッシュ、パイプブッシュ取り外し
続いて、インナーチューブ(フォークパイプ)を取り外します。インナーチューブを複数回強く引くと下記のようにオイルシールがあがってくるので、オイルシールが抜けるまで繰り返します。
抜けたら前回の記事同様、オイルロックピースなどを取り外します。最後にパイプブッシュを取り外して、分解は終了です。 (今回はインナーチューブを交換するため、移植用で取り外します。交換しない場合は外さなくても大丈夫だと思います。)
組み立て編
ここからは組み立て編です。
各部品、新旧比較
今回インナーチューブを交換するので、まずは古いインナーチューブと比較します。ちょっと写真を撮りながらなので、ノギスの位置がずれているように見えますが、今回買ったものは純正品に対して2 mm程度長いです。
他の機種とも流用できるようになのかもしれませんが詳細は不明です。もし、この差が気になる方は純正品を購入した方がいいです。
続いて、オイルシールなどをインナーパイプに取り付けていきます。今回はインナーパイプを新品に交換するので清掃はしないですが、もしインナーパイプの錆がひどい場合などはピカールなどで円周方向に磨いてください。
そして今回組み立てをあまり画像を撮ってなかったので、前回の画像をちょくちょく流用しながら記載していきます。
下記順番で部品を取り付けていきます。
オイルシールとかを取り付ける際はパイプのエッジにひっかけてシールが傷ついてしまうのを防ぐために下記のようにラップを巻いて、シールの内側にフォークオイルを塗って取り付けます。また、オイルシールは表裏があります。刻印がある方が上側に来るように取り付けをしてください。(若干わかりにくいですが、スプリングの色も表と裏で異なっており、上面側が若干白く、下面側が若干黒いです。)
こんな感じで刻印がある方を上にして取り付けます。
次にフォークピストンとリバウンドスプリングをパイプに入れます。向きは下記の通りです。
締め付けトルクは20 Nmで締結してます。
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