前回の記事で、ZaruBallの組み立てをしたが、一発で動きませんでした...この記事では発生した事象とどのような対応をしたかを残します。何か参考になるものがあれば幸いです。
↓組み立て記事
左手キーボードの電源が入らない
まず初めに紹介するのは左手キーボードの電源が入らないという事象です。結論から言いますと、スイッチのGNDのはんだ不良でした。
zaruSaru様に回路図をもらって導通チェックを実施ました。(公開していいのか不明なので、ここでは公開しないですが)
導通チェックをしたところ、最初にも記載した通り、下記GNDのはんだ不良でした。はんだをし直したら問題なく電源が入るようになりました。
特定のキーが動かない①
私の場合は右手側で基板に記載されているSWの番号で4が関係するキーが動かなかったです。(私の場合はこちらの画像はひだりてですが、下記のように、SW4*やSW*4系のキーが動かなかったです。)
原因としては、マイコンのM4 端子のはんだ不良でした。(M4端子が正しく出力されておらず、キーが使えない状態でした。)
こちらも先ほどと同様にはんだをやり直したら問題なく使えるようになりました。
特定のキーが動かない②
今度も特定のキーが動かないというもので、今度は左手側でした。今度も先ほどと同様に、M4関連のキーが動かず導通チェックなどをし直したのですが特に異常は見受けられませんでした。
電源を入れた状態で、GNDとM4端子間の電圧を測定したところ、他の端子は3.3 V程度出力されているのに対して、M4端子のところは電圧が0 Vでした。
なので、何らかのきっかけで、マイコンのM4端子を壊してしまったのが原因です。対応としてはマイコン交換になるのですが、マイコンをはがすのにミニホットプレートが必要で、私が持っていなかったため、zaruSaru様に有料で修理を依頼して直していただきました。
もしご自身で試される場合は下記の動画を参考にしていただくといいと思います。(zaruSaru様に紹介していただいた動画です。)
ゴリラでもできるマイコン(Seeed Xiao BLE NRF52840)を基板から取り外す方法
— ShiniNet (@NetShini) May 19, 2025
(roBa、Totem、LalaPad共通 pic.twitter.com/IeIKxDuO36
まとめ
私の場合は基本的にはんだ不良で動かない場合が多かったです。(10年ぶりのはんだでいろいろとダメでしたね。。。)
番外編
ここからは私が知らなくてデバッグする際に困った内容を残しておきます。初めてのキーボード作成でいろいろと知らなかったです。。。
キーボードのキーマップについて
| ビルドガイドより引用 |
こちらはJIS配列とUS配列の違いで、デフォルトのキーマップはUS配列で私の環境がJIS配列だから発生したものでした。
左手デバイスの有線接続について
右手のキーが動かなかったときにデバッグとして有線で接続してキーを使えるか確認してました。(電池を実装したりするのがデバッグ上煩わしかったため。。。)
左手側も最初の動作確認の際に有線でやろうとしたのですが、どのキーも動きませんでした。電圧などいろいろ見ても問題あるところはなさそうでしたので、zaruSaru様に確認したところ、右手側がメインで左手デバイスはペリフェラルとなっており、左手の入力情報は右手側を通してでしかPCに入力されないとのことでした。
左手側のUSB接続はあくまで給電のみとのことなので、左手側のデバッグをする際は右手も接続したうえで実施をした方がいいです。
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