【VTR250】フロント ブレーキキャリパーOH 2回目

2026/08/09

VTR バイク 整備

前回は、フロントブレーキの違和感をきっかけに、ブレーキパッドやブレーキディスク、ブレーキホースなどを点検しました。

点検の結果、ブレーキホースと前後のブレーキディスクを交換することにしました。また、前回のOHから7年程度経過していたため、キャリパーとマスターシリンダーもあわせてOHします。今回は、最初にフロントブレーキキャリパーをOHしたので、備忘録として残しておきます。

今回の整備につながった点検内容と交換部品の検討は、次の記事にまとめています。

【VTR 250】ブレーキパッド、ブレーキローターの点検、ブレーキOHの部品選定、リアブレーキローター流用

なお、ブレーキの整備ということもあり、失敗するとブレーキが利かなくなる可能性があります。

ここで記載されている内容はあくまで参考情報のため、作業は自己責任でお願いします。

フロントキャリパーの取り外し

最初にフロントのマスターシリンダーとキャリパーを取り外していきます。

ピンハンガーを緩める

最初にピンハンガーのボルトを緩めます。画像に写っているのはキャップで、このキャップを外すとヘックスボルトが出てきます。後で手で緩められる程度まで、あらかじめ緩めておきます。

なお、このボルトを完全に外しても構いませんが、キャリパーを外した際にパッドが落ちてしまう可能性があるため注意してください。

フロントキャリパーの取り外し

フロントキャリパーを外します。マウントボルト2本で締結されているため、この2本を外します。なお、このボルトはサービスマニュアル上では再利用不可となっているため、新品のボルトを用意したほうがよいです。

写真を撮り忘れてしまいましたが、この後 キャリパーを押してブレーキのピストンを縮めてキャリパーを取り外します。 (この時点では、まだブレーキホースはつながったままです。)

ピストンの取り外し

サービスマニュアルどおりの手順では、最初にブレーキフルードを抜き、その後エアツールを使ってピストンを押し出して取り外すことになっています。しかし、私はエアツールを使える環境にないため、先にピストンを取り外します。

なお、ピストンを取り外す際にブレーキフルードが漏れ出てくるため、キャリパーの下にオイルパックなどを置き、漏れても大丈夫なようにしておきます。

パッドを外した状態でブレーキレバーを握り、ピストンを押し出します。ただし、このままだと下記の図のように片側のピストンだけが飛び出し、片側だけ先に外れてしまいます。


そこで、下記のように古いパッドをかませ、両方のピストンを均等に押し出していきます。

このように均等に出てくるので、手で取り外せる程度まで両方のピストンを押し出し、ピストンを取り外します。 ピストンを外した後がこちらです。

ブレーキホースの取り外し

次にブレーキホースを取り外します。再度キャリパーをマウントボルトで車体に固定し、ブレーキホースのバンジョーボルトを緩められるようにします。なお、この作業をする際もブレーキホースからブレーキフルードが出てくる可能性があるため、下にオイルパックを置いています。
今回は社外品のブレーキホースを取り付ける予定なので、取り外したブレーキホースの厚みを測定します。厚みは10 mmでした。社外品のブレーキホースは8 mmとのことで、純正のバンジョーボルトが使えない可能性があるため、この後8 mm用のバンジョーボルトを購入します。
以上でブレーキキャリパーの取り外しは終了です。ブレーキキャリパーのOH中にブレーキホースからブレーキフルードが垂れても大丈夫なように、ブレーキホースをビニール袋で包んでおきます。

ブレーキキャリパーのOH

次にブレーキキャリパーのOHを行います。清掃については省略し、組み立てから書いていきます。

ダストシール、ピストンシールの取り外し、取り付け

ピックツールなどを使って、ダストシールおよびピストンシールを取り外します。画像が不鮮明なため、指している位置が正確でないかもしれませんが、手前側(パッド側)がダストシール、奥側がピストンシールです。

取り付ける際は、ダストシールにはシリコングリスを塗り、ピストンシールにはブレーキフルードを塗布してから取り付けます。

ピストン取り付け

続いてピストンを取り付けます。前回OHをした際にピストンに傷があったため、今回は新品に交換しました。ピストンにブレーキフルードを塗布したうえで、キャリパーにまっすぐ入れていきます。

新品ということもあり、特に問題なく入りました。

新品のピストンとの比較画像が下記です。古いほうは先端のほうが汚れてますが、おそらく磨けば問題ないかもしれないですが、前回OHした際にピストンにかなり小さな穴が何箇所か開いていたため、今回交換しました。(個人的には問題ない傷だと思いますが、念のため交換してます。)

ブーツ類の交換

次にブーツ類を交換していきます。左側が古いブーツ、右側が新品のブーツですが、新品のほうが一回りほど小さく見えます。部品番号を間違えたかと思い再確認しましたが、合っていたため、おそらく劣化によって古いブーツが膨張したものと思われます。

このブーツの内部にシリコングリスを充填して取り付けます。サービスマニュアルでは、シリコングリスを0.4 g以上充填するよう指示されています。


こちらのブーツは左側が新品、右側が古いものです。このブーツも新品のほうが一回り小さく見えます。こちらも部品番号を再確認して問題なかったため、劣化によって古いブーツが膨張したものと思われます。
ブーツを取り付けた状態が下記です。写真には写っていませんが、このブーツも内面にシリコングリスを充填しています。サービスマニュアルでは、0.4 g以上充填するよう指示されています。

最後にブラケットとキャリパをくっつけてOHは終了です。シリコングリスを充填し過ぎたのか少し漏れてしまってますが、外に出た余分なシリコングリスは取り付け前にふき取ります。



関連リンク集

フロントマスターシリンダーの作業記録は、次の記事にまとめています。

【VTR250】フロントマスターシリンダーOH 2回目(失敗・ASSY交換)

リアブレーキキャリパーのOHについては、次の記事にまとめています。

【VTR250】リアブレーキキャリパーOH 2回目

リアマスターシリンダーのOHについては、次の記事にまとめています。

【VTR250】リアブレーキマスターシリンダーOH 2回目

フロントとリアのブレーキディスク交換については、次の記事にまとめています。

【VTR250】フロント/リア ブレーキディスク(ブレーキローター)交換

ブレーキホース交換とキャリパー・マスターシリンダーの車体取り付けについては、次の記事にまとめています。

【VTR250】ブレーキホース交換/キャリパー、マスターシリンダー車体取り付け/ブレーキパッド交換

ブレーキのエア抜きと動作確認については、次の記事にまとめています。

【VTR250】ブレーキエア抜き/動作確認

自己紹介

はじめまして 社会人になってからバイクやプログラミングなどを始めました。 プログラミングや整備の記事を書いていますが、独学なので間違った情報が多いかもしれません。 間違っている情報や改善点がありましたらコメントしていただけると幸いです。

X(旧Twitter)

フォローお願いします!

ラベル

ブログ アーカイブ

QooQ